見えない危険を、確かな技術で守ります。
当社では、斜面の崩壊や地すべりによる災害を未然に防ぎ、安全な生活環境を維持するための工事を幅広く手掛けております。
地すべりの原因を取り除く抑制工、地すべりを物理的に止める抑止工のいずれの施工にも対応可能です。
また、擁壁や工場内の基礎杭工事も承っており、周辺地域や工場内の安全確保に取り組んでおります。

Slope
斜面
- 吹付工
- 表層の崩壊や浸食防止のため、法面に金網を張りその上からモルタルやコンクリートを直接吹き付けていく工法です。厚みは場所によって5~20cm程度で施工され、比較的安定した斜面に数多く採用されている工法です。
- 法枠工
- 法面の風化や浸食、表層の崩壊防止のために用いられる工法です。法面にコンクリートの枠を施工し、モルタルやコンクリートを吹き付けていきます。凹凸のある法面にも施工が可能なため、数多くの現場に採用されている一般的な工法です。安全性をより高めるため、ロックボルトやアンカーを併用して強度を上げるケースもあります。
- ロックネット工
- 落石の危険性がある斜面をワイヤーと金属製ネットで覆う工法が、ロックネット工です。落石があった際の災害防止や、法面を覆うことで落石の抑止効果が期待できます。法面の状況に合わせた種類の金属製ネットが使用され、比較的自然の景観を損なわずに施工できる工法です。
- ロックボルト工
- 法面に吹き付けられたモルタルやコンクリートに孔を開け、補強材としてロックボルト(鉄筋)を挿入して固める工法がロックボルト工法です。吹付工や法枠工だけでは強度が不足する場合に用いられます。法枠工の場合は法枠の交点、吹付工であればおよそ2~5m間隔でロックボルトを施工します。

Landslide
地すべり
- 杭工
- 地盤のすべり面の下にある不動地盤まで杭を打ち、杭との抵抗により地すべりが起こらないようにする工法です。直径500mm程度で厚みのある特殊鋼管を使用し、深さ10~40m程度、約2m間隔で打ち込んでいきます。比較的傾斜の緩やかな場所に使用されることが多い工法です。
- アンカー工
- 地盤のすべり面の下まで孔を掘り、鋼材で作られた高強度のワイヤー(アンカー)を挿入して地盤を抑え、アンカーの引張り力によって地すべりを抑止する工法です。施工場所の土壌の状態によって、ワイヤーの太さや引張り強度が設定されます。
- 集水井工
- 地すべりの原因となる地下水を集水するための井戸を掘り、地すべりを抑制する工法で、地すべりのある場所では最初に行われることの多い工法です。地表から排除できない比較的深い場所の地下水対策として行い、集水井に水を集めて排水するための集水ボーリング・排水ボーリングも合わせて施工されます。
- 横ボーリング工
- 地表からすべり面付近にある地下水や集水井へ向けて水平方向に孔を掘り、水を抜く工法です。水平より少し上向きに削孔するのが一般的で、地盤への影響が比較的少ない施工法となります。

Others
その他
- 基礎杭
- 道路の拡張などで必要となる擁壁の基礎杭や、狭い場所や配管が多い工場内における基礎杭工事も承っております。擁壁工事では発泡ウレタン・発泡モルタルを使用した軽量盛土工法や、従来の大規模な杭打ち機が使えない環境での工事にも対応しております。
